ナイトサファリ Night Safari
シンガポールは熱帯性気候で、また昼夜の時間が一定していることから、夜行性の動物を対象とした、世界で初の夜型動物園を可能にしました。動物園の内部では、動物たちは見学客には見えないフェンスで囲まれた区域のなかに暮らしています。

月の光が園内を照らすなか、ガイド付きのトラムに乗って園内を移動すると、世界中の生態系に即し、アフリカのジャングル、ヒマラヤの山裾、東南アジアの熱帯雨林など、様々な’地域’を旅することができます。動物によっては、トラムのすぐ近くまで来るものもいます。トラムのツアーの所要時間はおよそ45分で、長さは3.5kmです。停車地点も多く設けられていますので、休憩をとるか、また順路を歩いて小動物をより近くで見ることもできます。

見学者を案内する標識は一定区間ごとに出ています。といっても、迷子になることは実際ありません。しかし夜間に森の中にいるわけですから、標識を参考に、すべての動物を見逃さないようにしてください。また写真を撮る際は、フラッシュは禁止です。また虫よけの薬もつけておいたほうがよいでしょう。トイレは、いたるところに屋外のバリ風トイレがあります。

住所:80 Mandai Lake Rd
場所:
交通:MRTで駅Ang Mo Kio、SBSバス乗換138番

マーライオン公園 Merlion Park
シンガポールのシンボルはマーライオンと呼ばれる、半身がライオン、半身が魚の生き物です。ライオンは、シンガポールが‘ライオン・シティ’と呼ばれる所以でもあり、同時に魚は、シンガポールという国が海と密接に関係している証でもあります。まるで昔からの伝説の生き物のようですが、実はマーライオンは、1970年代にシンガポール観光局が観光促進のために作りだしたものなのです。

とはいえ、もともとは役人が作り出した観光促進の道具だったとしても、マーライオンはシンガポールの国家のシンボルという権威を獲得し、今日ではシンガポール川の河口に立つ主要な名所となっています。

場所:シンガポール川河口南岸、アンダーソン橋Anderson Bridge近く、ワン・フラトンOne Fullerton近辺

シンガポール動物園 Singapore Zoological Gardens
開放型動物園と自称しているこの動物園では、動物たちは檻のなかに閉じ込められているのではなく、区画内を自由に移動しています。世界から集められた動物たちは、心理的な境界と、滝や植生、堀などに擬せられた実際の障壁により、それぞれの区画内に収まっています。自然の姿同様、他の種類の動物と共生し、同区画に集められているものもいます。たとえば、白サイはヌーやダチョウと同区画に配されています。これらが特別仲が良いというわけではありませんが、退屈しているより、お互いを軽蔑しあうほうがましというものです。ホロホロチョウやクジャク、エンペラータマリンらは自由に園内を歩いており、人間を怖がることもありません。オナガザルなどを見かけることもあるかもしれませんが、彼らは動物園で飼われているわけではなく、無料の食事にありつこうとやってくる’地元’の野生の動物たちです。

動物園で見られる主な展示は、霊長類の王国、ワイルド・アフリカ、爬虫類ガーデン、子供向けの小動物とのふれあい動物園、ホッキョクグマ、アシカやペンギンの水中展示などです。霊長類と爬虫類などのショーは、毎日午前10時30分と午後2時30分に開催され、ゾウとアシカのショーは午前11時30分と午後3時30分に行われます。オランウータンやチンパンジー、ヘビと写真を撮ることもできます。また、ゾウやラクダに乗ることもできます。

半日ツアーや一日ツアーのおすすめスケジュールなども案内に載っています。しかし、一番のおすすめは、朝の9時からのオランウータンとのフルーツの朝食に参加することです。とても愉快で、忘れ難い経験となることでしょう。もし朝食を逃してしまった場合、夕方4時には一緒にティーをすることもできます。また雨上がりも動物たちがリフレッシュし、活発になるのでよい時間帯です。

住所:80 Mandai Lake Rd
場所:ブキット・パンジャン自然保護区Bukit Panjang Nature Reserve西端 セレター貯水池Seletar Reservoir シンガポール動物園Singapore Zoological Gardens内
交通:MRTで駅Ang Mo Kio、SBSバス乗換138番

シアン・ホッケン(天福宮)寺 Thian Hock Keng Temple
‘天国のような幸福に満ちた寺’は、シンガポールで最も歴史ある中国寺院の一つで、当初はこの地に上陸した最初の中国人航海士達の建てた社でした。天后聖母マーチュ・ポーを称え、安全な航海を祈願して作られましたが、当時は藁ぶきと木造の粗末な建物でした。以来中国から船が着くたびに、船員たちは必ずこの社に立ち寄りました。中国のジャンク船には必ずこの神を祀る神棚があったのです。

1841年、地元のホッケンのコミュニティが、当初の社の場所に寺院を建立しました。材料は中国を始め世界各国から輸入されました。たとえばタイルはオランダ製で、門はグラスゴーからのものです。内部の御影石の銘碑には、寺院の縁起が記されています。

中央の祭壇には、マーチュ・ポーの像が安置され、傍らには戦いの神や命の守り神保生大帝、また兄で賭け事の神である関帝なども中央通路に鎮座しています。幸と幸運を祈願する熱心な信者たちの祈りが聞こえるなか、後方の祭壇には慈悲の女神と、その両側に太陽と月の神が祀られています。

中庭の左手には古代の銘文が並び、それらはそれぞれ魂を象徴しています。敷地内には塔や、学校や集会場として使われた建物などもあります。

住所:158 Telok Ayer St
場所:Nagore Durgha Shrineの先半ブロック

オーチャード・ロード Orchard Road
シンガポールのショッピングのメッカです。様々なショッピングモールや商店が立ち並ぶ広大なエリアで、衣料品からアクセサリー、贈答品まであらゆる品が揃います。

イスタナ及びスリ・テマセク The Istana and Sri Temasek
場所:Orchard Rd., between Claymore Rd. and Scotts Rd

フォート・カニングFt. Canningが1859年に建設されたとき、初代の総督の公邸は取り壊される予定で、この建物が代わりに建てられることになりました。莫大な費用がかかりましたが、当時の総督、不人気だったハリー・St. ジョージ・オード卿Sir Harry St. George Ordがこの計画を推し進め成功させました。

ペラナカン・プレイス Peranakan Place
場所:エメラルド・ヒルEmerald Hillとオーチャード・ロードの交差点

エメラルド・ヒルは、かつては静かな住宅街でしたが、そのうちこのエリアにも店が立ち並ぶようになり、オーチャード・ロードの商業地区としての発展と歩みをそろえて、賑わいを見せるようになっていきました。派手なセンターポイント・モールCentrepoint mallが二つの通りの交差点に建設され、ロビンソンズRobinson'sデパートもそれまで入居していた地味な建物から引っ越してきました。このエリアのすべてのビルは改装され、静かなショップハウスだった場所にたくさんのレストランやバーが開店しました。かつて通行禁止だった通りは、今日では緑に囲まれたオープンカフェとして、観光客が絶え間なく押しかける場所となっています。

ラッフルズホテル Raffles Hotel
上質の宿泊施設を求める声にこたえるため、1880年代に創業されました。当時は、わずか10室の客室しかありませんでしたが、間もなく2つの新棟が増築され、本館も拡張し、ヴェランダ、ショップ、ロビー、そして多くの会議場などが新設されました。1899年には電気が敷設され、さらに快適なサービスが提供されました。

ホテルの栄光は20世紀になっても続き、常に満室の状態が続きました。世界中から宿泊客が訪れ、中には当時の著名な作家、ジョセフ・コンラッドJoseph Conrad、ラドヤード・キプリングRudyard Kipling、ノエル・カワードNoel Coward、サマセット・モームSomerset Maughamなども投宿していました。

最盛期を過ぎ、大恐慌を経た現在も、ホテルは1915年の当時の姿を忠実にとどめています。数多くの客たちが、毎日ホテルの各施設を訪れ、劇場での公演や、ホテル内の博物館ツアー、高級ブティックでのショッピング、そして最新のレストランやバーでの食事を楽しんでいます。

シンガポール川 Singapore River
歴史を通じて、シンガポールの中心をなしてきたこの川ですが、20世紀に入り、都市計画の失敗によりこの地域の商業活動は停滞し、この川の流域は、人も住めない下水道になってしまいました。1980年代半ばに、政府は大規模な浄化活動を行い、成功を収めました。間もなく周辺の建物は修復され、今日、両岸は活気にあふれる場所となり、地元っ子も観光客も、この地区のグルメやエンターテインメントを楽しんでいます。